"優秀"と"超優秀"の違いはどこにあるのか?
こんばんは。
本日3月1日は就活解禁日ですね。
ビックサイトや幕張メッセなど、多くのイベント会場で合同説明会が開催されたようです。
同級生がリクルートスーツに身を包んでいた中、私もスーツ姿で六本木のとあるホテルに行ってきました。
インドの国際会議に次いで、2回目となるハイアットグループのホテル。
以前報告させていただいたワークスアプリケーションズさんのインターンシップが、2/29をもって修了したためです。
今日は、就活解禁日ということもあり、優秀と最優秀(超優秀)の違いについて書いてみようと思います。
果たせなかった目標
前回の記事にも書いた通り、20日間をかけて行なわれたこのインターンシップでは、参加者全員に対して最終日に最終評価が下されます。
評価の詳細は以下の通りです。
最優秀賞:報賞金50万円+卒業後3年間いつでも入社できる入社パス
優秀賞:報賞金30万円+卒業後3年間いつでも入社できる入社パス
その他:報賞金16万円
僕は、"優秀賞"をいただきました。
そもそも10万人の応募者の中から選抜された参加者が集まる中で、このような賞を頂けたことはとても光栄でした。
しかし、それと同時に悔しくもありました。
最優秀賞の受賞者は数名ですが、優秀賞の受賞者は数十名います。
僕の目標は、最優秀賞をいただくことでした。
それが、叶わなかった。そして、数名の参加者はそれを摑み取った。
今回は、インターンシップを通じて感じた"優秀"と"最優秀"の違いについて考えてみたいと思います。
なぜ優秀賞をいただけたのか?
両者の違いを考えるに当たって、まずは現状の認識が重要になります。
ここでは、担当スタッフに指摘していただいた、僕の弱みと強みに関して記載していきます。
仮説が甘い
でました仮説思考。
これができないときついですね。
仮説思考って書くと難しそうですけど、友人にプレゼントをあげる時とかって「きっとこれプレゼントしたら喜ぶだろうな〜」って考えますよね?それが仮説思考です。
んで、プレゼントしたときの反応を確認するのが、仮説の検証ってやつです。
僕は、相手のことを考えずにプレゼントを買ってしまったみたいです。
悔しい。相手(顧客)のニーズを満たさなければ価値を生み出す事はできません。
問題の想定範囲が狭い
インターンシップの内容は言えませんが、とにかく自分の頭で考えて問題に対して仮説を立てる能力が求められます。
でも、仮説って1つ立てればいいわけじゃないですよね?
例えば、何のプレゼントを渡すのかと考える以外にも、いつ渡せばいいのか、どこで渡せばいいのか、どんな事を言って渡せばいいのかってのも一緒に考えると思うんです。
僕は、それができていなかったみたいです。
誕生日ケーキを山手線の満員電車の中で開けて渡したら最悪ですよね?
極端に言うと、そういうことです。
僕「Aという問題はこれで解決できます!」
スタッフ「まあ、たしかに解決できそうだよね。でも、Aと関連してるBやCのことは考えた?」
僕「(グサッ)僕の想定では、BとCはこのように考えてます」
スタッフ「じゃあこういう場合は?考えられてないでしょ?問題の想定範囲が狭いよね。やり直してきて」
白紙に戻された企画書と一緒に、そっと席に戻りました。
ロジックはかなりできてる
やっと、嬉しいお言葉をいただきました。
あれは、最終提出日の二日前。他の参加者が追い上げに入っている中、最後のレビューを受けているときでした。
スタッフ「おしいな〜。最後これでいくの?若干メリット弱くない?もうちょい考えられないかな?どう思う?」
僕「うーん。まだ弱いですか?かなりロジックは詰めたつもりなんですけど・・」
スタッフ「うん。ロジックは詰まってる。まさはロジックに関してはかなりできてるよ。ただ領域的にメリットが少ないかな。どうする?」
僕「なるほど・・(でもあと2日しかないぞ・・・)」
スタッフ「あと2日もあるよ?ここで頑張って最後に選ばれたらめっちゃ嬉しくない?」
僕「(気持ちまで読まれてた・・)分かりました。領域から変えて、またゼロから考え直します。ラスト2日で伝説作ります!」
最終提出の2日前、僕の構想はまたもや白紙に戻りました。
それでも、ロジックを褒められたのは自信に繋がりました。
ロジックができていれば、あとはどこの領域でどの方向に進むかを決めればいいだけだからです。
火事場の馬鹿力
最終提出2日前で振り出しに戻った僕は、、
焦ってませんでした。
指摘はされました。
けど、逆に言えばあとは指摘された部分を詰めればいいだけだからです。
この考え方が甘かったんですね。
僕は、指摘されたことを意識しながら、たった2日間で課題を完璧にやり通しました。
いや、やり通したと思ってました。
自分でも、これまでとは比べ物にならないほどの完成度だと思ってました。
最終評価を聞くまでは。
ついに最終発表
いよいよ最終日。
課題を終えた参加者達はいつもより明るく、いつもより多めのワックスで髪を整えています。
いつもより多めのジェルで髪を固めた僕は、一緒に参加していた友人と席につきました。
スタッフ「それでは、最優秀賞を発表します。◯◯さん・・・・・◯◯さん。以上です 」
・・・・・・・・・・がーーーーーん
帰ろう。もう帰ろう。
誰が受賞したのかなんて聞いてません。
僕の頭の中は、木山裕策さんのHOMEの歌声でいっぱいになりました。
目標が叶わなかった。
友達と、「2人で20日で100万稼いだ」っていうブログを書こうって盛り上がってたのに。
放心状態の中、優秀賞の発表に移りました。
僕は、2番目に呼ばれました。
その後も名前は呼ばれ続け、無事に友達も優秀賞に。
一瞬の安堵感と、押し寄せてくる疑問。
自分に何が足りなかったのか。
発表の後、僕は担当スタッフに駆け寄りました。
詰めが甘い
スタッフ「おっ!お疲れ様!まあ、この結果を伝説と捉えるかはまさ次第だね(笑)」
僕「全然伝説じゃないですよ。ただ、どういう部分が最優秀レベルまで至らなかったのか教えてもらえませんか?」
スタッフ「やっぱり、想定の範囲が狭いってところかな。まさが想定してた範囲内でのロジックはかなりできてた。けど、あの時間内でももっと色々想定できたと思うんだよね。詰めが甘いの一言に集約されるかな」
詰めが甘かった。
たしかに、言われてみたら気づくことが多くありました。
逆に、指摘されるまで自分では完璧だと思ってました。
最優秀の人に話を聞きに行ったんですけど、圧倒的でした。僕が全く想定できてない部分まで考えられている。完敗でした。
1mmにこだわれるか
スタッフが全体に向けて質問を投げかけました。
「優秀な人と超優秀な人の違いが分かる人はいますか?」
こういう抽象的な質問は答え方が難しいですよね。
「その違いは、"1mmにこだわれるか"です」
なるほど。言い得て妙。
業務内容によって求められるスキルは変わりますが、最後の最後まで詰めることに関しては業務なんて関係ないですもんね。
世の中は2種類の人間がいます。
1mmにこだわる人と、1mmに甘える人です。
現状の僕は、甘えてしまいました。
就活が始まりましたが、世界のトップ層の新卒は初任給で2000万円以上もらってます。
MIT(マサチューセッツ工科大学)やIIT(インド工科大学)の学生ですね。
それでも、そんなのはスタート地点に過ぎません。
1mmにこだわれるような人間になりたいですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
僕は、1mmにこだわれなかった結果として、目標を達成することができませんでした。
もし、いま何かやっていることがあれば、ぜひ最後の1mmまでこだわってみてはどうでしょうか?
1mmにこだわる、という表現はとても抽象的で分かりづらいです。
しかし、これを自分なりに噛み砕いて理解すること自体も超優秀へのプロセスなのではないでしょうか?
それでは、今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!