なぜ天職が見つからないのか?
こんばんは。
1人でカフェに行って本を読んでたら、突然店内に「栄光の架橋」のBGMが流れ始めて泣きそうになったまさです。
本当に良い歌ですよね。
突然ですが、「大人になったら何になりたい?」とか「将来は何したいの?」って聞かれたことのある人は心の中で手を挙げてみてください。
その中で、その質問になかなか答えられずに悩んだことがある人はもう一度手をあげてください。
僕も、これまでその類の質問には頭を悩ませてきました。
もちろん、いまもはっきりとは答えられません。
保育園の頃は戦隊モノのヒーロー。
小学生の頃は警察官。
中学校の頃はプロ野球選手。
高校1.2年の頃は海上保安官。
高校3年生の頃は、世界中どこでも働ける大人。
大学4年生になったいま、世界中どこでも働ける大人になりたいという思いは変わらないものの、その先がなかなか見えずにいます。
将来の夢をイキイキと語る友人の姿には、羨望の眼差しを向けられずにはいられません。
やりたいことがないわけではないんです。
ただ、定まらないというか、具体的に落とし込めないというか。。
そんな時、またしてもTEDで1本の動画に出会いました。
そこで、今回はなぜ天職が見つからないのかについて、書いていきたいと思います。
なぜやりたいことを一つに絞るのか
僕たちは、知らず知らずのうちにやりたいことを絞らなければいけないと思い込んでしまっていないでしょうか?
あるいは、やりたいかやりたくないかではなく、できるかできないかで考えていないでしょうか?
僕たちは、小さい頃から選択しなさいと言われて育ってきました。
何かを得るためには何かを捨てなければいけない。
焦点の絞られた人生は社会で美化され、宿命や天職と呼ばれます。
人は誰しも優れたものを一つ持って生まれ、それを探し当てて人生を捧げねばならないと思い込んでしまいます。
でも、もしたくさんのことに興味があったらどうでしょうか?
もし、人生でたくさんのことを成し遂げたかったら?
そういう人は、時に迷い、孤独に感じるかもしれません。
しかし、彼女は何も迷う必要はないと訴えています。
マルチポテンシャライトとは
彼女は、1つの事を追求し、極める人をスペシャリストと呼ぶのに対して、多くのことに興味を持ち、創造を追求する人たちのことをマルチポテンシャライトと呼んでいます。
「博学者」や「ルネサンス人」と言い換えてもいいかもしれませんね。
ルネサンス時代には、多くの学問に通じる人こそが理想だとされていたようです。
別の記事では、1000万〜1億円を稼ぐには3つの分野で100人に1人の人材になることが必要だという記事も書かれています。
マルチポテンシャライトの3つの強み
マルチポテンシャライト、すなわち、たくさんのことに興味を持ち、創造を追求すつ人には3つの強みがあるようです。
1.アイディアを統合すること
これは、2つ以上の分野を組み合わせ、新しい何かを創造する事です。
複数の経験や見識が混在する交差点で、革新は生まれます。
これまでの色々なフィールドに飛び込んだ経験は、複数の価値観をつなげて新たな価値観を作り出します。
2.迅速な学習能力
様々なことに挑戦する人は、初心者になることを恐れていません。
なぜなら、これまでに多くの初心者であるという経験を積んできたからです。
自分がこれまで触れたことのない環境に飛び込むのを厭わず、どんどん吸収していきます。
3.適応力
適応力とは、どんな環境下においてもそれに合わせることができる能力のことです。
世界の経済が激変する中で、容易に方向転換できる個人や組織こそが成長の真っ只中にある市場のニーズを満たすことができると言っています。
このトークからの学び
最後に、彼女は「自分の内なる資質を大切にしてください」という言葉を残しています。
「スペシャリストは自分の道を全うし、この話を聞いてマルチポテンシャライトかと思ったあなたは、自分の好奇心を追っていくつもの環境に飛び込んでください」
最後に
海外で働くこともそうですが、これまでとは全く違った環境に飛び込むことは時に孤独感や焦燥感を抱きます。
スペシャリストとマルチポテンシャライトのどちらが良いという話ではないですが、このような考え方に触れることができて、少しだけ自分が肯定された気持ちになりました。
小さい頃からの夢の変遷を辿ってみると、どんどん夢が大きくなっているような気もします。
高校生になった頃は夢にも思わなかった「世界中で働ける大人になりたい」という夢。
この1年間の経験で、きっとまた何かしら変わったり増えたり具体的になったりするのかなって思ってます。
結局は、自分の好奇心を追求することが大切なんですね。
悩みは尽きないですが、また明日から一緒に頑張りましょうね!
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!