帰納法と演繹法の違いとは?
こんばんは。
そろそろKindle fireを買おうかと考えてるまさです。
もしかしたら学校で数学を習ったときにちょろっと勉強した人もいるかもしれませんが、今日は"帰納法"(きのうほう)と"演繹法"(えんえきほう)の違いについて書いていきたいと思います。
論理的思考の基本になる考え方なので、興味のある人はぜひ読んでみてください!
帰納法とは?
類似の事例をもとにして、一般的法則や原理を導き出す推論法のこと。
ちょっと難しいですね。
例を挙げましょう。
例えば、僕が以前に書いたこの記事。
Aさんはツインテールだったのに留学後に髪をかきあげて帰ってきた。
Bさんはボブだったのに留学後に髪をかきあげて帰ってきた。
Cさんは前髪パッツンだったのに留学後に髪をかきあげて帰ってきた。
というような個別的な事象から、
“留学に行くと髪をかきあげて帰ってくる”
という結論の導き方が帰納法です。
ただ!!
ここで重要になっているのが、帰納法で出された結果は”絶対ではない”ということです。
データの量が多ければ多いほど結論の正確さは増しますが、あくまで個別的な事例から”こうなる可能性が極めて高い”という予測をしているだけなので、もしかしたらDさんが留学に行っても前髪をかきあげて帰ってこないかもしれません。
この記事も帰納的に書かれた記事です。
高校球児のA君の眉毛は細い
高校球児のB君の眉毛は細い
高校球児のC君の眉毛は細い
という事例から、”高校球児は眉毛が細い”という予測をしています。
このように、
類似の事例をもとにして、一般的法則や原理を導き出す推論法のこと。
を帰納法と言います。
演繹法とは?
前提となる事柄をもとに、そこから確実に言える結論を導き出す推論法のこと。
有名なソクラテスの例を挙げます。
大前提:全ての人間は死すべきものである。
小前提:ソクラテスは人間である。
結論:ゆえにソクラテスは死すべきものである。
帰納法に対して、演繹法は前提が正しければ、結論は"絶対的に"正しいということになります。
逆に、間違った例を出してみましょう。
大前提:留学に行くと髪の毛をかきあげる
小前提:Dさんは留学に行った
結論:ゆえにDさんは髪をかけあげる
どこが間違いかわかりますか?
この例では、そもそもの大前提の部分がおかしいですよね。
留学に行くと髪をかきあげる人もいるかもしれませんが、すべての人に当てはまる事ではありません。
演繹法では前提が正しければ結論も正しくなりますが、そもそも例外のない前提を設定すること自体が難しいですね。
このように、
前提となる事柄をもとに、そこから確実に言える結論を導き出す推論法のこと。
を演繹法と言います。
最後に
いかがでしたか?
具体例を挙げてみると、無意識のうちに帰納的な考え方や演繹的な考え方をして物事を見ていることに気がつきますよね。
この記事で何かしら、なるほどと思ってもらえたら嬉しいです。
それでは、僕はこれから晩御飯を食べに行ってきます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!