オレ、やっぱり海外で働きたいわ

海外生活・英語・読書・勉強・生き方を中心に、日々の生活で感じたことを現役大学生がつぶやいていきます。

かっこいい男はなぜ”武士道”を読んでいるのか

f:id:masa_glee:20170105110528j:plain

出典:http://clear33.com/bushido

 

こんばんは。

"男としてかっこいい"と思える人が大好きなまさです。

皆さんの周りにも、同性から見てかっこいいと思える男はいるのではないでしょうか?

僕も、小学校から大学まで、かっこいい男に出会ってきました。

先日、そんな親友の1人から、「武士道を読んでみろ」と薦められたので、今日はかっこよさと武士道について書いていこうと思います。

 

 

かっこいい男への憧れ

f:id:masa_glee:20170105114302j:plain

 

口には出さなくとも、男なら誰もが心の根底に「男としてのかっこよさ」への憧れを持っています。

容姿が優れているとか、異性からモテるとかそういう次元の話ではありません。

自分の心の奥底に秘めた、自分なりのかっこよさです。

 

“男としてのかっこよさ”の追求は、男に活力と自信を与えます。

これを実感したのが、久しぶりにスーツを着て仕事をした時でした。

 

小綺麗にピシッと決めて、髪を短髪に整え、ジェルで固める。

 

男の行動基準は、それがかっこいいか否かだと言っても過言ではありません。

何度も言うように、これは他人から見たかっこよさではありません。

自分の中の、自分なりの美学です。

 

野球部はなぜ帽子のつばを曲げるのか。

消防士を目指す学生はなぜ自分のことを「自分」と呼ぶのか。

紺のスーツになぜ茶色の革靴とベルトを合わせるのか。

 

それはすべて、かっこいいからです。

端からどう見られようが、男は自分なりのかっこよさを持っている生き物です。

 

かっこよさとは、外見に限ったことではありません。

 

努力できる男はかっこいい。

自分に厳しく、他人に優しい男はかっこいい。

老若男女問わず、親身になれる男はかっこいい。

人の所為にせず、自分から逃げない男はかっこいい。

 

男としてのかっこよさ。

それは、僕たち日本男児が先代から脈々と受け継いできたものでした。

 

武士道

f:id:masa_glee:20170105112322p:plain

 

 

義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義に表される日本の大和魂。

ここでは、新渡戸稲造の書いた「武士道」に示されている7つの徳目をご紹介していきます。

 

義とは、人としての正しさです。

男で言えば、自分の中の人としてのかっこよさと言えるでしょう。

義は武士道の中で最も厳格な徳目であり、ある武士は「体に例えるなら骨のようなものである」という言葉を残しています。

 

勇とは、義を貫くための勇気です。

「論語」の中で孔子は「義を見てせざるは勇なきなり」と言っています。

かつて、武士にとって義に反していると思うことに関しては命をかけて戦わなければいけませんでした。

いくら義を学んでいても、自分より強そうな男に怯えて何もできなければ武士として失格です。

武士たちはその精神とともに肉体を鍛え抜き、刀を抜かずとも暴漢に立ち向かえるよう、文武両道を追求していました。

 

ちなみに、「まさ、武士道おすすめだから読んでみ。まさは絶対に燃えると思うから」と勧めてくれたのも、勇という名の友人でした。

彼は外見も生き方もかっこいい男です。

 

仁とは、他者への思いやりの心です。

戦国大名の伊達政宗は「義に過ぐれば固くなる。仁に過ぐれば弱くなる」という言葉を残し、そのバランスの大切さを説きました。

他者の気持ちを尊重し、謙虚であることはかっこいい男の必須条件です。

 

礼とは、他者に対しての優しさを型として表したものです。

お辞儀の仕方や歩き方、はたまたお茶の立て方まで。

現代で言えば上座や下座、名刺の渡し方やお酒の注ぎ方なんかがその名残でしょうか。

「つまらないものですが・・」と言って贈り物を差し出す行為は、まさに礼の表れだと言えるでしょう。

 

誠とは、文字どおり言ったことを成すことです。

「武士に二言なし」という言葉は、誠という徳目から生まれたそうです。

自分で言ったことを成し遂げる男はカッコいいですよね。

武士にとって嘘やごまかしは臆病な行為だと見なされ、その精神に基づいて証文さえも作らなかったようです。

 

名誉

名誉とは、自分自身に恥じない生き方を守ることです。

武士は、幼い頃から「恥を知ること」の大切さを教わりました。

当時の武士の妻たちは、富よりも名誉を重んじる夫のために内職で家計を支え、娘としては父のため、妻としては夫のため、母としては子のために家を守っていました。

ここから生まれた言葉が、「内助の功」です。

 

忠義

忠義とは、主君に対する絶対的な従順のことです。

身の回りに、「この人に一生ついていこう」と思える男はいるでしょうか?

主君の命令は絶対でしたが、武士は主君の奴隷ではありませんでした。

主君の考えが間違っていると思った時は、命をかけてでも自分の考えを訴えたのです。

 

かっこよさを追求して生きる

f:id:masa_glee:20170105114531j:plain

 

笑われたっていいじゃないですか。

自分の中のかっこよさを追求して生きたら、もしかしたら日々の生活に活気に溢れるかもしれません。

自分の中のかっこよさがあればいいんです。

それは仲間を大事にすることかもしれませんし、贅沢をしないことかもしれません。

鋼の肉体を手に入れることや、毎日髪の毛を整えることかもしれません。

すべての日本男児には、武士の精神が根付いているはずです。

 

最後に

f:id:masa_glee:20170105111322j:plain

出典:http://kabegami.org/

 

海外で生活をすればすれほど、日本のことが好きになってきています。

 

平安時代の武家の台頭から、長い歴史を歩んできた武士道。

現代の日本の武士たちは、刀をパソコンに、馬を電車に、そして軍服をスーツに変えて戦っています。

 

満員電車に耐えながら出勤して、上司や関係者に頭を下げながらも、家族の前では笑顔を忘れない。

かっこいいじゃないですか。

周りからの評価ではなく、"自分に恥じない生き方"を追求している人は本当にかっこいいです。

日本男児のみなさん。

2017年は、武士道を読んで日本男児の精神を学びませんか?

一緒にかっこいい男を目指して精進しましょう。

 

それでは、今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。