人生を幸せにするたった3つの条件とは
こんばんは。
最近、自分の空いている時間をどのように使っていこうかと悩んでいるまさです。
今日のお昼は、ローカルなお店で何が入っているのかよくわからない麺を食べた後、
家に帰って久しぶりにTEDを見ました。
TEDとは、Technology Entertaiment Designの略で、世界中で大規模な講演会を主催している非営利団体のことです。
講演会の内容はインターネット上で無料視聴することができ、字幕もつけられます。
そこで、僕が見た講演会のテーマは
「人生を幸せにするのは何?最も長期に渡る幸福の研究から」
というものでした。
今回は、その内容を書いていこうと思います。
最も大切な人生の目的は何か
これは、最近僕もよく考える問いです。
就活生の人も、自分が何のために働くのかと頭を悩ませているのではないでしょうか。
ミレニアル世代(1980年〜2000年までに生まれた世代)に調査を行ったところ、80%以上の人が、「お金持ちになること」と答えました。
また、同じ若者の50%のもう一つの人生の大きな目的は「有名になること」でした。
働き、努力をして、さらなる成果を出すようにと常に求められている世の中です。
「良い人生を歩むためにはそうするしかない」と誰もが思わされています。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
最高の未来の自分はお金と名誉によって作られるのでしょうか?
75年間で724人の人生を研究
ボストンの極貧環境で育った人から、ハーバード大学に通っている人まで、何世代にも渡って研究を重ねたようです。
研究は、生活や健康状態に関するアンケートのみならず、被験者と対談したり、医師から血液や脳の状態に関する情報まで提供してもらって調査を進められました。
そんな彼からの何万ページにもよる情報からわかったことは何でしょうか?
それは、富でも名声でも無我夢中に働くことでもなかったでようです。
人生を幸せにするのは良い人間関係
僕たちは、75年の研究から3つの教訓を学ぶことができます。
今日ちょうど、「なぜ人は歳を取るごとに友人を失うのか」という記事を読んだばかりだったのでしっかりと教訓を得たいと思います。
1.良い人間関係は人を健康にする
この講義の中では、孤独は命取りだと言っています。
家族や友達、会社の同僚など、所属するコミュニティと良く繋がっている人は、身体的に健康である孤独な人よりも長生きするという結果が出ています。
孤独は害になるという研究結果が出たのです。
しかし、友人の数が多ければ多いほうが良いということでもないようです。
2.良い人間関係とは数ではなく質である
良い人間関係を築くには、数ではなく質が重要です。
例えば、喧嘩ばかりが続いている夫婦は離婚よりも身体的悪影響は大きいと言います。
また、50代の人間関係は老後の人生の幸福度に関わってくることも明らかになったようです。
50歳で最も幸せな人間関係にいた人が、80歳になっても1番健康でした。
また、パートナーと良好な関係を築いた人ほど、老後になって身体的苦痛を感じた時も精神的には幸福だと答えています。
3.良い人間関係は体だけでなく脳も守る
良い人間関係を築き、何かがあった時に本当に頼れる人が周りにいると感じている人の記憶ははっきりしています。
一方で、パートナーに全く頼れないと感じている人は、頼れると感じている人に比べて早期に記憶障害が現れ始めます。
良い人間関係とは、波風を立てないことではありません。
良い人間関係とは、お互いを信頼しているということです。
人間関係の難しさ
良い人間関係が幸福な人生を築くというのは、今に分かったことではありませんよね?
それでも、関係を築くのは難しく、無視されやすいです。
家族や友人との関係を維持していくのは至難の技です。
その努力はとても地味で、その上一生続きます。
75年の研究で、定年退職後に1番幸福だった人は自ら職場に代わる新たなコミュニティに飛び込んでいった人でした。
幸福な人生を歩んだという人に共通していたのは、富でも名声でもなく、良い人間関係を築いてきたということでした。
最後に
良い人間関係を築くためにできることはたくさんあります。
テレビやPCの前にいる時間を、人と過ごす時間に充てる。
友人と飲みに行ったり、恋人をデートに誘ったり、久しぶりに親に電話をかけてみるのもいいかもしれません。
プレゼンターは最後にある引用を用いて話を締めています。
かくも短い人生に、諍い、謝罪し、傷心し、責任を追及している時間などない。
愛し合う為の時間しかない。
それが例え一瞬に過ぎなくとも。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました!