論語読み始めたら人生変わった
こんばんは。
大学受験期に古典の授業を欠席し続けていたまさです。
みなさん、「論語」は読んだことはありますか?
おそらく、中学や高校の古典の授業で一度は勉強したことがある人も多いのではないでしょうか?
最近、帰国したインターン生から譲り受けた論語の本を何冊か読んでみたのですが、これがまあ面白い。
やはり何千年も読み継がれてきたのにはそれなりの理由があったのだと感じました。
そこで、今回は論語の面白さについてご紹介していきたいと思います。
そもろも論語とは?
中国,儒教の根本文献。 20編。孔子とその門弟との問答を主とし,孔子の行為,その高弟の言葉を合せて記録しており,孔子の教えを伝える最も確実な古文献
論語は孔子自身が書いたものではなく、孔子の死後に弟子達がまとめたものなんですね。
それでも、その歴史は紀元前までさかのぼります。
2000年以上も前に綴られた書物が今もこうして読み続けられていると思うと、歴史を感じますね。
現代にも通じる孔子の教え
論語を読み進めていくと、現代の生活や仕事にも当てはめることができる教えがたくさん説かれています。
今回はその中から、僕自身が参考にしたいと思ったものをいくつかご紹介します。
子曰く、君子は諸(こ)れを己に求む。小人は諸(こ)れを人に求む。
孔子が言われた。君子は事の責任や原因を自分に求めるが、小人は他人に責任を転嫁する。
論語では、君子(徳が高く品位のある人)と小人(つまらぬ人)を対比した表現がよく登場します。
何か物事がうまくいかない時や、失敗してしまった時は、まずは自分の行いを振り返る事から始めましょう。
すぐに人のせいにする人がいますが、何か物事がうまくいかない時にこそ、その人の本性の姿が見えるかもしれませんね。
子曰く、君子は和して同せず、小人は同じて和せず
孔子が言われた。君子は人と調和・協調するが、やたらとつるんだりしない。しかし小人はやたらとつるむが調和しない。
「和する」とは、協調性のことで、言い換えれば社会性です。
「同ずる」とは、簡単にいえばつるむことで、上辺の付き合いということです。
仲間とつるんでないと不安になったり、仲間といるときだけ荒ぶる人は人格的に優れているとは言えないようです。
媚びることなく、うまく人と協調していくことの大切さを説いています。
子曰く、賢(けん)を見ては斉(ひとし)からんことを思い、不賢(ふけん)を見ては内に自ら省みる
孔子が言われた。賢い人を見れば同じようになろうと思い、賢くない人を見れば、自分もそうではないだろうかと省みることだ。
"全ての人が自分にとっての先生である"
という考えを持ってから、気持ちが一気に楽になりました。
人格的にも能力的にも優れている人を見たら参考にして吸収し、逆に愚かな行動や傲慢な態度を取ってる人を見たら自分の行動を振り返る。
そうすることで、優秀な人を見て妬むこともなければ、自分と全く合わない人と会ってストレスを溜め込むこともありません。
とは言え、まだまだ割り切るのは難しいですけどね笑
子曰く、君子は泰(ゆたか)にして驕らず、小人は驕りて泰(ゆたか)ならず
孔子が言われた。君子は落ち着いて威張ったりしない。しかし小人は威張っていて落ち着いていない。
弱い犬ほどよく吠えるという言葉もありますが、自分に自信がなかったり能力が低かったりすると、やたら他人を批判して虚勢をはる人がいます。
しかし、一方で能ある鷹は爪を隠すという言葉があるように、本当に能力があって自信のある人は落ち着いて堂々としています。
現代にも当てはまるかもしれませんね。
最後に
まだまだ浅い知識ではありますが、少しでも論語に興味を持っていただけたら幸いです。
故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る
と言われているように、古書に触れて勉強してみるのもいいですね。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうござました!
マンガで解説してくれている本もあるので、興味がある人はぜひ読んでみてください!
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