「リーダーは嫌われる」という固定観念に潜む落とし穴
こんばんは。
最近、身近な友人たちに「リーダーに最も重要な資質ってなんだと思う?」って聞いて回っているまさです。
答えてくれた人はありがとう!
ちなみに、僕の考えでは「徳」、簡単に言えば「人間性」だと思っています。
この辺はいずれまた別記事で書きますね。
さて、最近よくリーダーの役割について思考を巡らせているのですが、よく言われる役割の一つが、何か指摘をする際に「嫌われ役を買って出る」ということです。
確かに、リーダーは時に厳しいことを言う必要があります。
ただ、この考えのみが先行して「リーダーだから嫌われても問題がない」と考えるのは少し危険です。
今日は、僕なりの「リーダーの嫌われ方」について書いていこうと思います。
そもそも指摘の目的は何なのか
リーダーは、時に厳しいことを指摘しなければならない場面に直面します。
言いたくないことを言わなければならないかもしれません。
では、その問題を指摘する目的は何でしょうか?
おそらく、「改善させること」だと思います。
会議に遅刻した時や、やるべき仕事をやっていなかった時など、指摘の目的はその行動を「改善させること」にあります。
しかし、人の行動を改善させるためには、その人それぞれによってアプローチを変えなければなりません。
ガツンと指摘する方が改善される人もいれば、諭すような言い方で改善される人もいます。
つまり、目的は同じであっても、人によって指摘の仕方が大きくことなるということです。
「嫌われる」のは結果であって手段ではない
リーダーを務めている人が最もはまりやすい落とし穴は、嫌われることを手段として捉えてしまうことです。
つまり、指摘の目的は行動の改善であり、そのアプローチ方法は人によって変わってくるのにも関わらず、嫌われるのは仕方のないことであるという考えから、ただ厳しい言葉を浴びせるという方法をとってしまう。
もちろん、時には本当に厳しい言葉をかけることが最適であるかもしれません。
しかし、あくまで指摘の目的は行動の改善です。
その適切なアプローチの結果として嫌われるのであれば問題はないのですが、嫌われても良いからという考えのもと、指摘の仕方を考えることを放棄し、ただ厳しい言葉をかけることが当たり前になってしまっているリーダーは優れたリーダーとは思えません。
最後に
もちろん、指摘される側も言い方を気にするのではなく、何を指摘されているのかという部分に意識を向けるべきではありますが、人間には感情が備わっている以上言い方を全く気にしないということは不可能です。
指摘の仕方一つにしても、その人によって方法を変えていくのは大変だと思いますが、それもリーダーが果たすべき仕事の一つなのではないでしょうか?
もし組織内でリーダーを務めている人がいれば、何かの参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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