「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか?」を読んでみて
こんばんは。
先日、古本屋に足を運んだ際に面白そうなタイトルの本があったので買ってみました。
タイトルの「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」というよりは、「仕事ができる人はなぜトレーニングを継続できるのか」といった内容でした。
この記事を読んで、なんとなくトレーニング始めてみようかな。とか、今度からこういう意識でトレーニングをしよう!って思ってくれる人がいたら嬉しいです!
トレーニングは幸せを呼ぶ
気分が落ち込んでたけど、少し走ったら気持ちまでスッキリした!
なんて、みなさんも一度くらいは経験したことがあると思います。
人間の気分というのは、交感神経と副交感神経によって支配されています。
興奮すると、交感神経が優位になり意欲的になります。
いわゆる、アドレナリンが放出されている状態です。
逆に副交感神経が優位になると、リラックスした気持ちになります。
だから、運動後は興奮して交感神経が活発化しているのでスッキリした気分になるようです。
走った後の風呂は最高です。
痛みを超えるのには、より大きな痛みを
「明日に希望が持てない」「疲れた」「もうトレーニングしたくない」
そう思うこともあると思います。
でも、イヤなことがあったら、思い切ってさらに辛いことをしてみるといいですよ。
痛みを超えるのには、より大きな痛みをと人間は学んできました。
心が痛んだら、トレーニングをして肉体を痛めればいい。
蚊にさされた時にはそこを思いっきりつねればいいし、吹き出物が痛いなら潰してしまえばいいだけです。
気分が乗らないときは体を動かしてみましょう。
ちやほやからの解消
体育の授業や部活の着替えの際に、友人の締まったカラダを見て憧れを抱いたことはありませんか?
盛り上がった筋肉、締まったウエストラインは美しいですよね。
ジムに行けば、金持ちだろうと貧乏だろうと、ありのままの肉体をさらすしかありません。
本書では、「地位も肩書きも抜きにした、素のままの自分を客観的に認識し、それを磨きあげる作業」こそがトレーニングだと言っています。
トレーニングの際に地位や肩書きは何の役にも立ちません。
帰宅部の高校生でもベンチプレスを上げることはできますし、社長だぞと威張っても綺麗に割れた腹筋を手に入れることはできません。
体型を見ればその人が分かる
トレーニングにかぎらず、何か自分を律する習慣を持つことはビジネスで成功するための必須条件だと思います。
何を持って成功とするかは人それぞれですが、それを差し引いても自分を律する習慣は大切です。
アメリカのエグゼクティブの間では、肥満は問題外。たんに痩せているだけでなく、トレーニングによって体を鍛えるのがもはや常識になっているようです。
太っているのは自分自身をコントロールできない証拠で、そんな人がリーダーとして他人を率いていけるわけがないと見なされます。
かなりシビアな世界ですねw
アメリカの食文化で締まったカラダを持続させるのは、日本よりも難しそうですよね。
逆に、鍛え上げられた体は精神的にタフであり、自制心を備えていることの証ということになるみたいです。
「続けること」を目標にする
トレーニングを続けていくためには、最初から目に見える効果を期待しない方がいいです。
素振りを1000回したからと言って翌日からホームランバッターになれるわけではないし、ジムで10時間走ったからといって体脂肪率が5%になるわけでもないですよね。
仕事ができる人は、成果を出すまでに一定の時間がかかることを知っています。
だからこそ、中長期に物事を見ることができるのだと思います。
会社のシステムが変わって忙しくなればトレーニングを行なう時間帯を変えればいいですし、メニューがハードになって体に痛みを感じるようなら痛みを回復させるケアの方法を調べればいいだけです。
「続けること」の方法を自分なりに模索していくプロセスは、仕事において成果を残している人が実践しているノウハウと重なる部分が多いのではないでしょうか?
見習いたいですね。
実は昼寝もトレーニング
この本では、食後に必ず昼寝をすることをオススメしています。
「トレーニング的昼寝」と言うみたいですね。
ご存知の方も多いと思うんですけど、実は内臓も全て筋肉でできています。
手足と大きく異なるのは自分の意志でコントロールできないという点でしょう。
食事の後に眠くなるのは、胃腸に血液が集まって脳の血流が悪くなるからだと言われていますが、言い換えれば「だからこそ休んでくれよ」というサインでしょう。
内臓からのサインには気づいてあげましょうね。
内臓からのサインにすぐに気づける人は異性の小さな変化も気づける人です。
好きな人ができたら、まずはその人が内臓に優しい人かどうかを確認しましょう。
昼休みはあんなに元気だったのに、3時間目になると爆睡する人や、午後の仕事が始まった途端に寝ぼけ眼でパソコンに向かっている人を見かけたことはありませんか?
1時間の休憩があるなら、早めに食事を済ませて20分でも昼寝をするべきです。
もし、昼休憩の時間が短すぎて寝る時間が取れないのなら食事を抜くのもアリかもしれません。
眠いまま仕事をするのは質が下がりますし、胃腸への負担も大きいです。
この判断も、仕事で成果を上げるためには重要なポイントではないでしょうか?
目的が明確なほど継続率は高くなる
トレーニングにかぎらず、目的は明確で具体的にした方がいいです。
なぜなら、具体的であればあるほど、そこまでの道のりが見えてくるからです。
はじめはモテたいとか綺麗になりたいという目的でトレーニングを始めても、徐々に目的を明確にしていきましょう。
目的が明確であることは、言い換えればゴールが明確であるということ。
ゴールが明確であれば、逆算的に実行性の高い計画を立てることができます。
仕事ができる人は、ゴールから逆算をすることができます。
逆に言うと、実行性の高い逆算ができなかったから成果を残すことはできませんよね。
結局、なぜ仕事ができる人はトレーニングを継続できるのか?
それは、ビジネスもトレーニングも、
成果をあげるための方法が同じであることを知っているからです。
トレーニングの目的を明確にする
↓
有効で現実的な目標を期限と数値で設定する。
↓
目標達成のためにすべきことを具体的な行動に落とし込む
↓
行動を継続させるための仕組みをつくる
↓
実行する
文字に起こすと、とてもシンプルです。
4月からの新生活に向けて
4月から新しい環境での生活が始まる人も多いのではないでしょうか?
文章中にも書いたように、成果はすぐには表れません。
仕事ができる人はその原理を知っています。
少しでもトレーニングに興味がある人は、今のうちからジムに通ってみてはいかがでしょうか?
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!