オレ、やっぱり海外で働きたいわ

海外生活・英語・読書・勉強・生き方を中心に、日々の生活で感じたことを現役大学生がつぶやいていきます。

挫折した時に思い出す。「ノミとビン」のお話。

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こんばんは。

4月まであと1ヶ月。新しい生活が始まるという期待感が高まる一方で、今年1年間の自分を振り返り反省する時間も多くなっています。

 

人生とは失敗の連続である。

使い古された言葉には使い古されたなりの理由があります。
 
「自分はもうダメかもしれない」
「しょせん自分はこの程度の人間だ」
これまで20年ちょっとしか生きてきていない私でも、失敗や挫折の経験はいくつも思い出せます。委員長を務めさせてもらった今年は、これまでの人生で最も挫折し、最も成長した年だったと思います。
 
失敗や挫折を経験した時、いつも僕を支えてくれるお話があります。
アイセックの先輩が語ってくれた、ノミとビンのお話です。
 

ノミとビン

 
それは、去年の6月。
各大学のアイセックの委員長が一同に集まって合宿を行っている時でした。
 
合宿も終盤に差し掛かった時、突然先輩がノミの話を始めました。
 
「これから、委員長として辛く高い壁にぶち当たるかもしれない。そんな時に、この話を思い出してほしい。
 
ノミというのは、体長が数mmにもかかわらず、2mもの跳躍力がある。
2mだ。このノミを、蓋のついた50cmのビンにいれる。どうなると思う?
 
蓋が付いているのだから、蓋にぶつかって落ちるだろう。
 
「蓋にぶつかって、落ちると思います」
「その通り。蓋が付いているんだから、当然ぶつかってそれは飛べないよね。
じゃあ、このビンに数日間ノミを閉じ込めて、後日ビンのフタを開けたらどうなると思う?」
 
ん?どういうこと?
もともと2m飛べるのだから2m飛ぶと思った。
 
「2m飛ぶと思います」
「そう思うよね。
でも、このノミは50cmしか飛べなくなるんだ。2m飛ぶ能力があるのにも関わらず。飛べない環境に慣れてしまうと、自分の能力に見切りをつけてしまうんだ。
じゃあ、この50cmしか飛べないノミ達がまた2m飛ぶためにはどうすればいいと思う?
 
それは、2m飛べるノミをビンの中に入れてあげることだ。
 
自分は飛べるんだ。そう気づいたノミ達は、しばらくすると2m飛べるようになってビンの中の世界から飛び出していく。
 
みんなも、委員長をやっていく中で辛いことがあるかもしれない。周囲から、そんなのは無理だと言われるかもしれない。何度も上手くいかなくて、自分はこの程度だと思い込んでしまうかもしれない。
そんな時にこのお話を思い出してほしい。
 
みんなは50cmのノミになりたいのか。
それとも、2mのノミになりたいのか。
周りを見ればどこかにめちゃくちゃ頑張ってる奴がいる。
ビンの外には、自分が想像もしたことのない世界が広がっている。
みんなには、2mのノミになってほしい。そして、そのためにはどうすれば良いのか考え抜いてほしい」
 
これまで、必死にできない理由探しをしてきたノミはハッとします。
 
本当は飛べるはずだ。
本当は飛びたいんだ。
 
 
もしかしたら、ビンの外にでた途端に踏みつぶされてしまうかもしれない。
ビンの外には、仲間がいないかもしれない。
それでも、僕は自分の可能性を信じてビンの外に飛び出たいと思っています。
 
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんは、どのように考えますか?