具体的に考えられない人がいつまでも目標を達成できない理由
こんばんは。
最近、色々と振り返ることが多いのですが、達成できた目標と達成できなかった目標の違いについて考えてみました。
この言葉はかなり諸刃の剣だと思うのですが、何かの役に立てていただければ幸いです。
そもそも具体的思考とは?
具体的思考と抽象的思考に関しては、こちらの記事でオススメの本とともに説明してあるので必要に応じて参照してみてください。
具体的に考えられていない人の例
「夏までにとにかく痩せる!」
「私は人の役に立つ仕事がしたい!」
「頭良くなりたいので、おすすめの本教えてください!」
「英語話せるようになりたい」
「社会問題を解決したい」
どうですか?
こういう人周りにいませんか?
こういう人周りにいませんか?
あるいは、自分も当てはまっていませんか?
このような言葉自体が問題なのではありません。
ただ、この段階で思考が止まっているようではなかなか目標を達成することは難しいです。
具体的に考えないことの何が問題なのか
上記の言葉の何が問題なのでしょうか。
問題は、大きく2つに分けられるのではないでしょうか。
それぞれ分けて見ていきましょう。
そもそも何が目標なのか不明確
1つ目の問題点は、上記のような目標だとそもそも何が目標なのか不明確だということです。
「夏までにとにかく痩せる!」
という言葉を例に挙げてみましょう。
ここで言う「痩せる」というのはどの程度の減量を指しているのでしょうか。
また、何を指標に痩せると言っているのでしょうか。
1kgの減量を目指しているのか10kgの減量を目指しているのか。
あるいは、体脂肪率を1%下げたいのか5%下げたいのか。
それらを具体的に設定しない限り、夏に理想の姿でビキニを着るのは難しいでしょう。
目標までの道のりが全く見えない
2つ目の問題点は、目標が不明確すぎてどのように目標を達成するのかという道のりが全く見えないことです。
「英語話せるようになりたい」
と言う人、多いですよね。
僕もそのうちの1人なのですが、このままの目標設定では先には進めません。
そもそも、「Hello. My name is Masa. I'm from Tokyo. Nice to meet you」
くらいはほとんどの人が話せるのではないでしょうか?
これは個人的な意見ですが、外国人が
「コンニチハ。ワタシのなまえは、Masaデス。あー、Americaのシュッシンです。ヨロシクオネガイシマス」
って自己紹介をした時は「へえー日本語上手だね!」って褒めるのになぜか自分は英語が話せないという認識の人が多い気がします。
ちょっと話が逸れましたね。
英語をいつまでにどの程度話せるようになりたいのか。
具体的な目標がなければどのように勉強すればよいのか分かるはずがありません。
今年中にTOEFL100点が取れる英語力を目指すのと、英検3級が取れる英語力を目指すのでは勉強方法が全く変わりますよね。
抽象的な思考で止まっている人は考えた気になっているだけ
理想は、抽象的に大きく考えた方が良い場合が多いです。
ただ、それを達成するために目標を設定して行く段階で必ず具体的に考えることが求められます。
私は社会に対して価値のある仕事をしたいです。
こういうセリフも、まだまだ具体的に落とせる部分ばかりですよね。
そもそも社会をどのように捉えているのか。
価値があるとは。
そもそも価値のない仕事とは何なのか。
抽象的な言葉は便利で使いやすいですが、結局何も考えていなくてもそれっぽく聞こえてしまうんですよね。
最後に
上記2つの問題点から、具体的に考えられない人はいつまでも目標を達成できないと考えています。
僕も、人に自分の意見を述べた時に「ああ、ここ全然考えられてなかったな」と思うことが多々あります。
新年度も近づいてきたこともありますし、新たに何かを始めようとしている人はもう一度目標を具体的に落とし込んでみてもいいかもしれませんね。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!